後立山(長野) 布引山(2683m)、鹿島槍ヶ岳南峰(2889.2m)、鹿島槍ヶ岳北峰(2842m) 2017年9月2日  カウント:画像読み出し不能

所要時間 3:26 大谷原−−4:26 西俣出会−−6:06 高千穂平(標識)−−7:07 県境稜線−−7:19 冷池山荘−−7:27 テント場−−8:17 布引山−−8:58 鹿島槍ヶ岳南峰(休憩) 11:05 −−11:24 鹿島槍ヶ岳北峰 11:32 −−11:56 鹿島槍ヶ岳南峰(休憩) 12:43−−13:04 布引山−−13:27 テント場−−13:31 冷池山荘−−13:42 赤岩尾根入口−−14:06 高千穂平(標識)−−14:46 西俣出会(水浴び) 14:43−−15:31 大谷原

場所長野県大町市/富山県中新川郡立山町
年月日2017年9月2日 日帰り
天候曇後晴後霧
山行種類一般登山
交通手段マイカー
駐車場大谷原に駐車場あり(20台程度)。駐車場は橋の手前と橋を渡った対岸の2か所に分散している
登山道の有無あり
籔の有無無し
危険個所の有無無し
山頂の展望大展望
GPSトラックログ
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コメント週末は土曜日に急速に天候が回復し日曜も晴れの予報だったが台風の影響で強風が予想されたため幕営は諦めて日帰りに。早朝は文句無しの晴れだったが森林限界に達する頃には高い雲海に覆われてしまった。日中は雲海の一部が吹きあがりガスが切れたりかかったりだったが、下山時は雲海に突っ込んで日差しがなく涼しくてありがたかった


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ゲートを通過 堰堤中のトンネルで対岸へ
標高1880m付近から。山頂は晴れている 高千穂平の標識のある場所
白樺平から見た山頂 東の空は雲海
ガレ場を横断 県境稜線に到着。爺ヶ岳方向を見ている
赤岩尾根分岐から見た西側の展望(クリックで拡大)
赤岩尾根分岐から見た立山〜劔岳
早くも県境稜線にガスがかかりだす 冷池山荘。水は\150/リットル
テント場は無人だった
テント場を過ぎるとガスに突入 布引山山頂。ガスの層を抜け出る
布引山から見た東〜南〜西の展望(クリックで拡大)
布引山から見た穂高、槍ヶ岳
ガスは薄いが明瞭なブロッケン現象が見えた 標高2720m
標高2820m 振り返る
鹿島槍ヶ岳南峰山頂 鹿島槍ヶ岳南峰から見た鹿島槍ヶ岳北峰
鹿島槍ヶ岳南峰から見た360度パノラマ展望(クリックで拡大)
鹿島槍ヶ岳南峰から見た八ヶ岳、富士山、南アルプス
鹿島槍ヶ岳南峰から見た穂高、槍ヶ岳 鹿島槍ヶ岳南峰から見た薬師岳
鹿島槍ヶ岳南峰から見た立山 鹿島槍ヶ岳南峰から見た劔岳
鹿島槍ヶ岳南峰から見た白馬岳 鹿島槍ヶ岳南峰から見た南ア北部
鹿島槍ヶ岳南峰から見た八ヶ岳 時間があるので北峰へ向かう
最低鞍部 最低鞍部南側には雪渓が残る
縦走路から北峰への分岐 鹿島槍ヶ岳北峰山頂
鹿島槍ヶ岳北峰から見た鹿島槍ヶ岳南峰 南峰から団体様が下ってくる
南峰の途中から北峰を見る 南峰への最後の登り
南峰再び 山頂直下で雷鳥一家が砂浴び中
雷鳥に群がるハイカー 下山開始。すぐに雲海に突入
帰りのテント場
冷池山荘 小屋から大谷原まで4時間半とのこと
赤岩尾根分岐 高千穂平の標識のある場所
林道終点にはバイクあり 林道終点から沢に下り水浴び
林道途中にある取水口 取水口は昭和電工のものだった
ゲート 駐車場到着


・週末には関東東方沖を台風が通過する予報で、長野西部では台風の雲はかからない予想だったが風の影響は受けそうで、テント泊は強風ではきついと判断し日帰りに切り替えた。しかし実際には台風は予想より沖を通過したためそれほど風は強くならなかったと思われる。
・行先は今シーズン行ったことがない鹿島槍へ。ここはテント場の近くに水場がないので日帰りはお得。ただし登山口の大谷原(標高1100m弱)から山頂(標高2900m弱)まで標高差1800m+α、北峰往復でさらに150mほど加算されるので合計約2000mとなり、日帰りとしてかかなりきつい部類となる。
・現在では鹿島槍登山口は扇沢の柏原新道が一般的だが、往復とも爺ヶ岳を越えるため累積標高差では大谷原が有利。ただし大谷原の赤岩尾根は傾斜がきつく足が弱い人には下りが厳しい。
・大谷原駐車場は橋の手前と奥の2か所にある。金曜夜に入ったが手前の駐車場に2台くらいあっただけで奥の駐車場には車がなかった。奥の駐車場付近は木が伐採され明るくなって好ましいが、日中は日差しが当たって車の内部は高温になりそう。
・出発時の天候が心配だったが雨は降らなかった。まだ真っ暗な中を出発。星は見えない。
・西俣出会を通過していつもの堰堤内部のトンネルで対岸へ。登山道は良好に整備されていた。
・いったんガスの層に突っ込んだが抜け出す。明るくなってきた周囲からはさらに上層に雲があることが分かった。この雲が予報通り晴れてくれることを祈るばかり。気温は真夏より明らかに低下して、それほど汗をかかずに済んだ。
・本物の高千穂平山頂を巻いて高千穂平の標識がある平坦地へ到着。この頃には充分明るくなったがガスがかかり展望なし。しかしさらに登って白樺平に達するとガスが切れて鹿島槍の主稜線はすっきり晴れているのが見えた。これなら大展望が期待できそう。
・尾根を巻き始めてガレ場を通過すれば県境稜線に到着。爺ヶ岳方面に登り返すパーティーが1組通過しただけで静かだった。立山、劔岳は僅かに雲がかかるだけですっきり見えていた。
・冷池山荘にはハイカーは1人だけと非常に静かだった。テント場にテントは皆無だった。
・テント場を通過するとガスに突入。早くもガスが上がってきてしまったようだ。あれ、予報と違うなぁ。
・森林限界を越えてもガスの中で真っ白。登山者の姿は皆無であった。週末のこのルートでこれだけ人が少ないのは初めての経験。
・布引山付近まで高度を上げると徐々にガスが薄くなり頭上の空は青みがかるようになってきて、布引山山頂ではガスの層を突き抜けて展望が開けた。しかし周囲は雲海の高さが高く、多くの山は雲海の下に沈んで3000m近い山のてっぺん付近しか見えていなかった。
・まだ日の高さが低く稜線西側にガスが流れていたため明瞭なブロッケン現象が見られた。
・ガスの層を抜けて快晴の稜線を登りきると鹿島槍南峰山頂。山頂には1人しかいなかった。時間経過とともに登山者数は増えてお昼前後は大賑わいとなった。
・雲海の雲は高いままで布引山の展望と同様に3000m近い高さの山しか頭を出していなかった。八ヶ岳、富士山、南アは雲の下だったが11時くらいにはてっぺん付近が見えるようになった。最初は鹿島槍北峰も雲に沈んで見えなかった。
・2時間ほど休憩して雲海の層がやや薄まり北峰が顔を出すようになったので北峰に向かうことにした。なお、爺ヶ岳方面からやってきた登山者のうち、キレット方面に縦走する登山者以外で北峰に向かうのは僅かだった。
・南峰直下が急な岩場の下りだが、以降は安心できる道。縦走路は北峰を巻いてしまうが山頂まで大した距離は無いので、多くは分岐点に荷物をデポして空身で往復していた。北峰山頂にいる間はガスがかかる時間帯は短く晴れていたが、相変わらず雲海の高さは高く、眼下のキレット小屋までの稜線と南峰しか見えなかった。
・南峰に戻り少し休憩。この間に山頂直下のキレット方面登山道上にライチョウ親子4羽が出現。砂浴びをして愛嬌を振りまいていた。
・雲海の高さが増して周囲の展望は無くなりつつあり下山開始。少し下ると雲海に突入してガスの中を歩き日差しが無くなり、歩く分には涼しくて助かった。
・冷池山荘のテント場はそこそこ賑わっていた。今はまだ風は弱いがこの後どうなるだろうか。
・鞍部から登り返して赤岩尾根入口へ。この先は登山者数はぐっと減り静かになる。もう午後2時近いので登りの登山者は少なく、下りの登山者がポツリポツリと見られた。日差しが無いので急な下りも比較的涼しかったが、それでも西俣出会に下るころには汗だくになり、最後は沢で濡れタオルで全身を吹いてすっきりした。
・林道終点にはオフロードバイクが1台。山頂で出会った白馬村在住の男性のものだった。帰りに確認したところ、ゲート横にはバイクが通過できるくらいの隙間があった。
・大谷原駐車場はそこそこ車が入っていたが満杯ではなかった。

 

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